2010年 01月 18日

浅川マキさん

今から8年前の年末、アルバムHigh & Lowの録音を翌日からスタートすべく、
都内へ前ノリ、
その夜、スタッフのはからいにより、
新宿ピットインへ浅川マキさんのライブを観に行った。
大した予備知識もないままに。
会場に着いたら満席で唯一空いていたかぶり付きの席に座ってしまった。

幕が開き、

客席との段差がほとんどないステージで、
長いコートを着て、ピアノによりかかりながら、膝でリズムをとりながら、
ステージ上を歩き回りながら、しかもアカペラのメドレー。
だけど、一声の中には和音さえも含まれているような。
MCはない。
あまりの迫力に「お、犯される・・・!」と思った。

どのくらいの時間が経ったんだろうか。
手に汗を握る一部は終わった。

休憩中、ぼくは逃げるようにその席を捨てて
後半は遠くから立ち見した。
二部からはバンド編成になり、とにかく爆音だったのを覚えている。

その後、自らのライブで金沢のもっきりやに行くと
店主の平賀さんからいろんな逸話、論を聞かせてもらった。
確か昨年7月のツアーで行った時も話したっけ。

結局ライブ体験はこれが最初で最後になってしまった。

「中てられた」というか
「注入された」という表現がぴったりだったあのライブは
僕の中で語り草です。

ご冥福をお祈りします。
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by santarablog2 | 2010-01-18 21:48 | 日記 | Comments(1)
Commented by ガソリン・アレイ at 2010-01-22 01:36 x
悲しすぎて言葉になりません。どうか初期の作品だけでなく、浅川マキが生涯をかけて産み落とした全ての曲たちが聴き継がれていきますように。


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