2014年 11月 26日

おらのJ50

アコースティックギターをステージで使うことについては、いくつもの議論、いくつもの試行錯誤をしてきた。

アコースティックギター内部に拡声のシステムを仕込んだものをエレクトリックアコースティック、略してエレアコという。
アコースティックギター本来の音色って、弦の音だけじゃなくてボディの中の空間だから、ボリュームを上げることが矛盾。

予め、どんな声も楽器の音色もナマにはかなわない。
例えばアコギについて、ライブ会場で聞いてみて、あー良い音色だなと思うのは生ギターとしての音色ではなく、エレアコとしての音色なんです。
その大前提あっての話ですが。

アマチュア時代はエレアコの音を徹底的に嫌っていたんだが、自分がライブハウスに出るようになってラインを通して音を作らざるをえなくなった。
技術が上がったのか自分の耳が変わったのか、いつの頃からか良い音色のエレアコ音質があることに気づいた。
独特なタッチを持った人はどんなシステムでもそれなりの音を出す。

商売をやるなら音量UPは必須で。
事務所に入った頃はあーでもないこーでもない言って色々なシステムを試した。
イベントなんかでいいアコギの音色の人がいれば大体つかまえてどんなシステム使ってるのかと話を聞いた。
みんなそれぞれ一家言持ってる。
よくわかんないで使ってる人もいたけど。

スガシカオさんとは会う度に情報交換してたんだが、ある日会ったら「とある生ギターに普通のピエゾ(マイク)をちゃんとした工房で入れてもらったら、もう何もいらなくなった」と言った。
そこにそのギターがあったわけではなかったので、その時はよくわかんなかったんだがおれも同じことを思ったのは5年前ぐらいかな?

今回折ってしまったJ50、
買ったのは2002年くらいだったが、当初あまり気に入らず、いろいろなシステムを試す実験用ギターにしていた。
こいつをある時調整に出した際、職人さんが気を利かせてピエゾの調整までしてくれたんだ。
これはギブソンが出荷時にデフォルトで付けていたピエゾで全然特別なものじゃない。
ちょっと職人さんが調整しただけ。
ギターも自分らしい音色になってきたところだったからこそ、そうなったんだと思う。
運が良かった。

今は一般にシミュレーションのシステムまで出て、どんな特性のギターの音色もスイッチ切り替えてひとつのギターから出せちゃう。
それでもいいかもしれないけど、アコースティックの名前があるからには、自分が生身の人間であるからにはそれはさみしい。

ちゃんと生でも鳴っていてそれをそのまま大きな音にする。それだけのことだが難しい。
ギターは様々あるしシステムも様々だし、その相性とか、会場も、携わる人もその都度変わるから。

でもJ50が変身してからは他のエレアコは使う気がしなくなった。

2007年、PVの撮影だと思うのでピックアップについては確認ができない。
この時はCGのPVだったから、あとでアニメに差し替わるから。
何でもいいや、これ持ってこう撮影用のギターみたいな雑な扱いがよくわかる一枚。
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2008年夏?わざわざ外付けのピックアップを使ってる。
ということは元々着いていたピックアップの調整はこの後だったんだろう。
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2009年の夏。
この間にピックアップを調整したと思われる。
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この時京都で買って帰った近藤勇ステッカーをヘッドに貼ったのは覚えている。
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今年の夏。
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あー、こんなことを書くつもりじゃなかった。悲しくなってきた…
(続く)
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by santarablog2 | 2014-11-26 18:00 | 日記 | Comments(1)
Commented by Nori at 2014-11-28 01:39 x
京都で局長ステッカーを買って貼った話をきいたこと、
覚えてます。
DVD のステージ、今年のツアー。

なんか、読んでても悲しくなってきた…


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